みんなが悩む「プラスチック製容器包装」
なぜ、容器と包装だけなのか・・・?
なんて考えていると収集車は行ってしまいます(笑
プラのマークのついたプラ容器だけ資源ごみに。
そして、ちょっと汚れがひどいもの、よくわからないものなど、迷ったら
「家庭ごみへGO!!」です。
※ 京都市は「容器包装リサイクル法」というややこしい法律に従って分別の仕方を決めています。
「包装でない商品そのもの」のプラスチックは用途に応じてプラスチックの種類が雑多すぎて実際リサイクルできません!
一説によると
10000種類にも及ぶうえ、それぞれ着色されていますから燃やすしかないそうです。
もちろんプラスチックを消却しても有害な物質は出ないので安心してください。
(ひと昔前に流行った「ダイオキシンが出る!」とかってデマだったらしいです。)
たとえば100円ショップで買ったプラスチック製品の大半は家庭ごみということになります。
みんなが悩むプラスチックっぽいもの
◎ クリーニング店から返ってきた衣類を包んでいるビニール袋
→×家庭ごみへ。
◎ サランラップ、クレラップなど
→×家庭ごみへ。
◎ ペットボトル(飲料用・醤油用)
→×缶・びん・ペットボトルへ
◎ プラスチックのハンガー
→×本体がプラなら家庭ごみへ。
◎ 発泡スチロールや緩衝材などの梱包材
→○プラスチックごみへ。
決まりでは、発泡スチロールくらいしかプラスチック製容器包装として認められません。
難しいですね。
京都市ではさまざまな努力によってごみの量は2000年度をピークとして(82万トン)、2012年度は48万トンと、かなりの削減に成功しています。
目標は82万トンの半分の41万トン。
もう少しの努力で達成できそうですね。
さて、ごみ削減のため次に取り組みたいポイントは「雑がみの分別・リサイクル」です。
紙ごみは燃やすごみの約3割を占めています。
その中で、多くの雑がみがリサイクルされずに燃やされています。
雑がみというのは、たとえば、紙袋・紙箱・はがき・封筒・包装紙・パンフレットなどの紙ごみ。
これらは基本的にリサイクルできるものですから、燃やすごみから分別すれば、ごみ減量に役立ちます。
いま京都市では京都市内1万1000世帯をモニターとして、雑がみの分別状況を調査、社会実験しているところです。
ちなみに、モニター世帯の雑がみの1ヶ月あたりの排出量は平均4キロ。
大きな量になることがわかっています。
ごみ量半減の実現に向けて、雑がみに意識を向けていきましょう!
京都市指定のごみ袋の値段は、ごみ減量につながるように設定されています。
まず、他の都市のごみ袋の値段の相場を見ると、1リットル=1円という値段は平均値に近いです。
なので、特に高いというわけではありません。
ごみ袋が安いと、ごみ自体の総量が増えてしまうので、ある程度の値段をつけてごみ減量とリサイクル促進を図っているわけです。
これは実際にデータとして数値化されています。
ごみ袋の代金はごみ処理のために使われています。
他の都市で、ごみ袋の値段がとても安いところもありますが、そのような都市は「単純指定袋制」をとっていて、ごみ処理の手数料負担がないので、単に袋代ということになります。
お近くでは宇治市や神戸市が単純指定袋制をとっていて、ごみ袋は安いです。
パソコンって捨てにくいですよね。
リサイクル料金は3150円かかりますし、データを消去するのもめんどうで、しかもちゃんと消えたのかどうかも不安です。
購入した電気屋さんへ持ち込んでもやはりリサイクル料金はかかることが多いです。
京都市のそれぞれの区に持って行くなら、まず申込みをして、次にリサイクル料金を支払って、それからパソコン持ち込みという手順で、何日もかかります。
もちろんデータの消去は自分でしなければなりません。
無料でパソコンを処分する方法があります。
東京の業者さんで「パソコン処分.com」というサービスを利用します。
パソコンをダンボールに入れて、宅配便で送料だけ払ってその住所に送るだけ!
事前の連絡も必要ありません。
まさに送りつけておしまい。
しかも、キャンペーンをよくやっていて、着払いで送ることができることも!
期間によっては完全無料ということです。
さらに、データは責任をもって消去してくれます。
あまりしっかりした梱包もしなくてもよくて、梱包材なしで本体だけダンボールに入れたり、ノートパソコンなら紙袋でもOKだそうですよ。
くわしくはホームページで確認しましょう。
ひきとれないものを送ってしまうと、着払いで帰ってきますから注意してください。
「パソコン処分.com」のホームページへ
木津川市や精華町なら、リサイクルアイにひきとりに来てもらうこともできます。
パソコンも無料でひきとってもらえます。
データの消去サービスはありませんが、そのかわり、家電以外にさまざまなものを無料で持って行ってくれます。
ホームページはこちらです。》 》 リサイクルアイ
京都市でも家庭ごみの約6分の1が「手つかず食品」。
手つかず食品とは、買ったまま食べず、封も開けず、そのままごみとして捨てられるもったいない生ごみです。
おかずのパックそのまま。
未開封冷凍食品まるまま。
野菜果物そのまま。
スイーツそのまま。
未開封おかしそのまま。
いわゆるモッタイナイオバケが出るごみです。
(写真:京都市ごみ減量分別ハンドブックより引用)
きっといろいろやんごとなき理由はあるでしょう。
● 冷蔵庫の奥に入れてしまい、気付かず満期を迎えた。
● 体調をこわし、食べたくても食べられなかった。
● 急に出張が入り、捨てるしかなかった。
その前に、
要らない食品を買ってしまう原因があります。
それは「衝動買い!」「まとめ買い!」
● スーパーへ行ったら安売りしてた。
まさに激安だった!
量も多いけど、買わなきゃ損やし!
・・・・
やっぱりごみになった
という経緯。
● 夕方スーパーへ行ったら、おそうざいとお弁当が半額だった!
おばんざい・・・とはあまり言いませんね。
他県の人はありがたがりますが。
それはおいといて、
「お弁当は冷凍して明日とあさって食べよう。」
3つ買った。
・・・
冷凍庫がいっぱいだった。
・・・
やっぱりごみになった
という経緯。
お買い物はメモを見ながらするというのが、トラディショナルかつ無駄のない方法です。
その場の思いつきで買うと、買ったものすら頭にインプットされません。
震災のがれきなどを京都市、舞鶴市、亀岡市、伊根町、船井郡衛生管理組合(南丹市)が受け入れる意向を示しています。
岩手、宮城、福島の3県で倒壊家屋などの災害ごみは2490万トンで阪神大震災の1・7倍。(環境省調べ)
京都市は最大の年間5万トンの生ごみ、がれきを受け入れる意向で、市内の焼却施設で処理する。市は「被災地を積極支援する。地元住民にも理解を求めていく」という。舞鶴市は家具などを同120トン受け入れ、「台風23号被害のとき、ごみを他市で処分してもらった。恩返ししたい」。亀岡市は家具など同2100トン、伊根町は大型ごみなど同100トン、南丹市と京丹波町の船井郡衛生管理組合はがれきなど同1200トンを受け入れる方針。
向日市、長岡京市、大山崎町の乙訓環境衛生組合は「心情的には受け入れたいが、風評被害を心配する声も想定される。住民合意が不可欠」とし、京丹後市も「市だけでは決められない。地元との協議する時間がいる」と保留。
(ソース:京都新聞2011年05月12日 )
放射能の問題というより、風評被害による京都への観光客の減少が懸念されています。
家庭ごみに紛れた使い捨てライターが原因で、ごみ収集車やごみ処理施設で火災が起こっています。
大阪の四条畷市ではごみ処理施設のベルトコンベアが燃えて処理ラインが2ヶ月停止。
大阪市では収集車が燃えました。
2010年12月に使い捨てライターの安全対策が義務づけられるので、従来型のライターを捨てる人が多くなることが予想されています。
京都市では使い捨てライターは「家庭ごみ」です。
中身の入ったままごみに出すのは違反ですので、ライターを捨てるときは使い切って、あるいは風通しのいい屋外でガスを抜いてから捨てるように気をつけましょう。
京都市内在住の方なら、電動式生ごみ処理機を買えば京都市から助成金が出ます。
助成額は購入価格の半額です。(ただし,上限は35,000円)
電動式生ごみ処理機は5万円〜7万円という価格帯が多いので、半分返ってくると思ってよいでしょう。
買ってから申請するのではなく、申込んで助成金申請書類が到着してから買わなければ助成金が出ませんので注意が必要です。
期間は平成22年5月6日(木曜日)~平成23年1月31日(月曜日)。
くわしくはこちら>> http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000000786.html
生ごみ排出量は大きく減りますし、生ゴミの悪臭からも開放されてよいのですが、それなりにランニングコストがかかります。(年間1万円程度)
また、生ごみ処理機を使ってできた肥料の使い道がなければ、肥料が余る・肥料を捨てるといったむなしさを味わうことになります。
逆に言えば、お庭でガーデニングをしている方、家庭菜園がある方は電動式生ごみ処理機購入の検討をする価値は大いにあると言えるでしょう!
長い棚が入っていました。
袋のまちがい。袋は資源ごみでしたが、中身のほとんどが家庭ごみだったようです。
うちの周りのごみ出しはかなり模範的なほうだと思いますが、たまに積み残しがあります。
人間、朝は寝ぼけていたりもしますし、勘違いもありますが、できるだけ気をつけたいものですね。
毎年5月30日はごみゼロの日。
ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)の語呂合わせです。
関東地方知事会が1982(昭和57)年から実施、各都道府県の環境美化推進協議会を中心に全国に広まったとのこと。
まあ、ゼロにするのはたいへんですが、減量したり、ポイ捨てをやめたり、マナーを向上するきっかけになればいいですね。
京都ではごみを「ごもく」と言います。
「護美箱」と書いたりもします。
しゃれた表現で環境美化につながればいいですね。